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泉房穂氏 石破首相の所信表明演説で評価ポイント「頑張りますとか努力しますじゃなくて…期待したい」

スポニチアネックス 2024年10月4日 19時27分

 前兵庫県明石市長の泉房穂氏が4日、ニッポン放送でパーソナリティーを務める新番組「泉房穂の情熱ラジオ」(金曜後6・00)に生出演し、石破茂首相がこの日、行った所信表明演説について解説した。

 1週間のニュース振り返りや最新ニュース、さらに報道の裏に隠されたポイントを泉氏が独自の視点で解説する番組。泉氏は「何をおいても今日は石破総理の所信表明演説でしたから、何をおっしゃるか気にしていました」と切り出した。

 この日の所信表明演説で石破氏は「ルールを守る、日本を守る、国民を守る、地方を守る、若者、女性の機会を守る。5本の柱で二本の未来を作り、未来を守る」と誓った。自民党総裁選での宣言を翻し、衆院早期解散、裏金議員の公認、比例重複OKの方針などでさっそく矢面に立たされており、野党議員からは「うそつき!」などと野次を浴びまくった。

 泉氏は「いろんなことをまんべんなく言ったと思いますけど、プラスなこともあったと思っていて。期待したのは石破総理は早い段階から地方を大事にすると」と、演説の内容を読み解いた。石破氏は地方創生交付金を倍にすることを表明しており、「“頑張ります”とか“努力します”じゃなくて、倍増とおっしゃったので、そこは期待したいと思います」と期待を寄せた。

 明石市長時代には、市長会の役員も担った泉氏。「市長からの要望をお届けに、当時は自民党の幹事長、大臣もしておられたので、意見公開させてもらいました」と振り返った。その上で石破氏について「よく地方を理解いただける方でしたし、強く期待していました」と印象を口にした。

 大臣から首相になって、その期待はさらに増すという。「いち大臣だけではお金を作ることは難しい。でも総理は全体の権限を持っていますから、予算の割合を地方により多くということは可能なんです。今日のポイントは倍増という形で、地方に渡す金を倍にするとおっしゃられた」と要点を解説した。

 一方で、懸念点もあるという。「お金を倍にしても、国が使い道をああしなさい、こうしなさいと言ったのでは、使い道を決められたのでは意味がない」とし、「地方が決定していい(形にすることが大事)。財政と権限、両方いるんです。国の言いなりで金を渡されても、地方特性は活きないので、地方が自由度が高い形で、街に合ったようにお金を使えるのがポイント」と指摘した。

 また泉氏はほかに、最低賃金を2020年代のうちに全国で時給1500円に上げるとしたことも評価した。

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