将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は4日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグの1局を行い、後手の広瀬章人九段(37)が近藤誠也七段(28)を60手の短手数で下した。
成績は広瀬1勝、近藤1勝1敗。
相掛かりの今局は序盤から激しい展開。近藤から2枚の桂で王頭を狙われるなど猛攻を浴びた広瀬だが、飛車の動きに工夫を見せて冷静に切り返し、午後3時1分の早期投了に導いた。
王将リーグは3期ぶりの復帰。「この1カ月、あまり勝ってなかったので(苦笑)、リーグに向け心機一転、とはにかんだ。