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メッツ・千賀滉大 地区S第1戦フィリーズ戦で電撃先発!「200球って言われたら200球」投げる宣言

スポニチアネックス 2024年10月5日 6時26分

 メッツの千賀滉大投手(31)が5日(日本時間6日)に敵地で開幕する地区シリーズ対フィリーズ戦(5回戦制)の第1戦で電撃復帰先発することが4日(同5日)明らかになった。メッツのカルロス・メンドサ監督が「千賀は第1戦に先発する」と発表した。千賀は左ふくらはぎを痛めて負傷者リスト(IL)入りし、ワイルドカードシリーズ(WCS)の出場登録選手から外れていた。

 千賀は今季、右肩痛でシーズン開幕に間に合わず出遅れ。7月26日(27日)のブレーブス戦で復帰先発し5回1/3を投げ2安打2失点9奪三振で勝ち投手となり、日米通算100勝目を挙げた。だが、この試合で左ふくらはぎを痛めて途中降板し、翌27日(同28日)には再びIL入り。レギュラーシーズンでの登板はこの1試合だけだった。復帰に向け9月21日に傘下3Aシラキュースの一員としてシャーロット戦に先発し、1回を無安打無失点、2三振に抑えた。だが、その翌日になって今度は上腕三頭筋の張りも訴え、指揮官は「レギュラーシーズン中に復帰することはないといっても問題ない」と説明するなど、一時は絶望視されていた。

 昨季は29試合に先発し12勝7敗、防御率2.98とエース級の活躍。今季は故障に悩まされ続けたシーズンとなったが、地区シリーズ第1戦という大舞台で千賀が約2カ月ぶりのマウンドに立つ。

 千賀との一問一答は以下の通り

――第1戦の先発をいつ伝えられたか。そしてここまでのリハビリのプロセスは

 「水曜(3日)に伝えられたのと、(リハビリの)プロセスはいろいろ困難なことがあったけど、状態を上げるまでに準備はできたかなという感じです」

――どのような話し合い、出来事があってこうなったのか

 「基本的にどのタイミングでも、おまえが投げられる状態を作るならもうこっちは使うよ、というのを常に1年間ずっと言ってくれていたので、それがここにきてそういうふうになったかなという、それだけだと思います」

――いろんな面で準備ができたという、これまでとの違いは

 「身体に不安がなくボールが投げられるということを自分の持っている球に関して、どれくらいずれるかっていうところに関して、自分の中でいけるというラインがあるので、そのラインを超えたと自分では思っています」

――そのラインとは

 「思い切り投げられるときに身体に不安がないこと。以上」

――ライブBPでは何球投げ、明日はそれ以上に投げる予定か

 「基本的に自分はチームが投げてくれと言われれば、常にどんな状況でも、どんな球でも投げていこうかなという気持ちがありますが、明日のことに関してはとにかく明日、相手チームに対して少しでも情報を与えることは得策ではないかなというふうに今は考えています」

――ライブBPでは何球投げたのか

 「ライブの球数とかも、言うことによって、相手に情報を与えるのはとにかくそれはシーズンを通して、僕はあまり次の対戦相手のことはあまり喋りたくないっていうのはこういうとこで相手に情報を与えるっていうことはあまり好きじゃないかなっていうふうに思っているので、気持ち的な面だったり準備面を質問してほしいなと思います」

――ピーターソンは「メジャー1戦しか投げていない中で復帰する難しさ、メジャーのレベルまで上げたり、アドレナリンを上げるのが難しい」と話していた

 「難しいと思ったらいけると言わないっていうのが1つ。あとはマイナーで投げてもどうせ僕はスピードは上がらないですし、とにかくここでじゃないとスピードが上がらないのは自分自身でわかっているので、あとは明日どれだけ自分をコントロールするかが鍵になってきます」

――明日は監督、コーチ次第と話していたが、自身は何球くらい投げれるつもりか

 「僕自身はほんと言われたところ、10球で終わりなら10球だし、200球っていわれたら200球。ただそれだけだと思います」

――最近、200球投げたのはいつか

 「いつだろう・・・・・・5年前?(笑)」

――最近、チームの先発陣はよかったが、その中で先発のスポットを1つとることに躊躇はあったのか

 「もちろん最初、一番僕が言っていたのはシリーズで投げることに関して、シーズン投げてない人が投げることに関しては僕自身も疑問に思っていましたけど、チームが信じてくれたってことに対して、あとはそれに僕が応えるだけだと思います。それを思ってフィラデルフィアに来ました」

――この球場のファンの熱さなどは知っているか。明日の先発でそこは考えるか

 「とても楽しみにしています」

――先発を告げられたときはどういう心境で、どういう投球をしたいか

 「言われた時にびっくりした気持ちもありましたけど、まあ1年間、おまえがいけるならって言葉をずっともらえていたので、その言葉通り、自分の力を出すだけだなと思いますし、明日に関してはとにかく自分の持てる力を出すとかいうことではなくて、もう本当にやるのが当たり前、やらなくちゃ今日、呼ばれた意味がないっていうくらいの気持ちで1日過ごそうかなと思っています」

(杉浦大介通信員)

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