テレビ朝日系「朝だ！生です旅サラダ」（土曜前8・00）が5日、生放送された。27年半にわたってMCを務めてきた俳優の神田正輝（73）が9月28日に卒業して初めてのオンエアとなった。
番組冒頭、引き続きMCを務めている女優の松下奈緒は「神田さんがいない！」と悲しんだが、「また新たな気持ちで、これからもすてきな土曜日の朝をお届けしますんでよろしくお願いいたします」と決意を新たに一礼しスタートした。
最終出演回となった9月28日放送回のエンディングで、神田は花束を贈られ、松下や勝俣州和らとハイタッチ。「その日、その日で夢中になってきた」と振り返り、共演者に「僕の続きではなく、好きに自分たちの番組にしてください」とバトンを渡し、笑顔で締めくくった。
神田は昨年11月から今年1月まで「体のメンテナンス」を理由に休養し番組を欠席。視聴者からは体調を心配する声も多く上がっていたが、1月27日の放送で2カ月ぶりに復帰した後は得意のダジャレも“復調”。
神田の卒業発表を受け、番組は「神田正輝さんは、番組の二代目MCとして、1997年4月から毎週土曜の朝を爽やかに進行していただき、非日常を感じる世界の旅や新たな魅力を感じる日本の旅など、人生を豊かにする旅の魅力をお茶の間に届けていただきました。そして要所で発せられる洒落で、数多のゲストを和ませるのはもちろん、視聴者の笑いを誘ってくださいました」と功績を称え、「27年半という長きにわたって番組を支えていただき、心より感謝申し上げます」と感謝の言葉を送っていた。