サッカーのJ1川崎Fに所属する日本代表DF高井幸大（20）が5日、敵地で行われた町田戦で負傷交代した。
先発で1メートル92の高さを生かしたプレーなどで存在感を示していたが、前半28分に1―1に追いついた直後にピッチに座り込んだ。一度は立ち上がってプレー続行の意思を示したものの、再び座り込んでプレーを再開することなく前半31分にDF丸山祐市と交代。高井は担架の上で両足を伸ばし、上半身を起こした状態でピッチ外に運び出された。
10日にサウジアラビア、15日にオーストラリアとのW杯アジア最終予選を控える日本代表は冨安健洋（アーセナル）、伊藤洋輝（Bミュンヘン）らセンターバックに故障者が続出。初招集された9月5日のW杯予選・中国戦で途中出場ながら落ち着いたパフォーマンスで代表デビューを果たした高井が離脱することになれば打撃となるだけに状態が心配される。