◇ファーム選手権 DeNA6―2ソフトバンク(2024年10月5日 サンマリンスタジアム宮崎)
ファーム選手権は5日、イースタン・リーグ覇者のDeNAが、ウエスタン・リーグ覇者のソフトバンクを6―0で下し、初出場で初優勝を飾った。ルーキーの育成左腕・庄司陽斗投手(23)が先発し、6回を4安打無失点の好投で勝利に導いた。
DeNAは4回に2点を先制。2死一、二塁から8番・益子が放ったフラフラと上がった飛球を二塁手・広瀬がグラブに当てるも捕球できず2走者が生還した。6回には6番・フォードが右翼席に2ランで貴重な追加点を奪った。さらに7回に再びフォードが右翼席に1試合2発目のソロ。スタンドに当たり、グラウンドに転がった打球に対し、当初は「インプレー」の判定が下るも審判団の協議の結果、「本塁打」に訂正された。
打線の援護を受けた庄司はブレーキの効いたチェンジアップを軸にゼロを並べた。シーズン中はファームで8勝(5敗)を挙げた背番号122が役割を果たし、来季の躍動を予感させた。
戦力外通告を受けた大田泰示外野手は「4番・左翼」で2安打、西浦直亨内野手は「7番・遊撃」で1安打をマークした。