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鹿島ポポヴィッチ監督「“攻撃的にいくぞ”というメッセージ」右WB起用の樋口が2得点

スポニチアネックス 2024年10月5日 17時22分

 ◇明治安田J1リーグ第33節 鹿島4―0新潟(2024年10月5日 デンカS)

 鹿島が今季最多の4得点で快勝した。リーグ戦は8月7日の鳥栖戦以来7試合ぶりの勝利。長いトンネルを抜け出し、ポポヴィッチ監督は「非常にまとまり、したたかにに戦うことができた。コンパクトに全員が一体感を持って戦えていた」と選手たちを称えた。

 不動の右サイドバックだったDF濃野公人の負傷離脱なども踏まえ、クラブ伝統の4バックから3バックに変更。指揮官は「自分たちの良さを出すためのシステムに変えたところに凄く価値がある。そこで我々の良さをしっかりと見せ、勝利で終われたところに意味があると思う」と強調した。

 濃野不在の右ウイングバックには、中盤が本職のMF樋口雄太を起用。その樋口が2得点1アシストと期待に応えた。「ここ1カ月、トレーニングで一番いいパフォーマンスを発揮し続けてきた選手。この試合に関しては、最初から自分たちの出せるものを出せるところまで出し切ることが重要だった。“攻撃的にいくぞ”というチームに送るメッセージでもあった」と采配が的中した。

 今季初ゴール、さらに自身初の1試合複数得点をマークした樋口は「いつもと違うポジションでしたけど、ゴール前に走って行けと監督に言われていた」と納得の表情。「チームとして苦しい時間が多かった。みんなの諦めない姿勢が今日の結果につながった。本当に良かった」と約2カ月ぶりの勝利の味をかみ締めた。

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