来年9月に開催される陸上世界選手権を記念したイベント「東京2025世界陸上ドリームリレー」が5日、国立競技場で行われた。
スペシャルアンバサダー就任が決まった俳優・織田裕二が号砲を鳴らし、アスリートアンバサダーたちが400メートルリレーを爆走。橋岡優輝（富士通）、田中希実（ニューバランス）、北口榛花（JAL）、サニブラウン・ハキーム（東レ）の順にバトンをつなぐ夢コラボが実現した。
会見では、織田がサニブラウンに“二刀流”を促す一幕も。「1回だけあるんですよ。200メートルで3位に入った日本人を見ている」と切り出し、03年パリ大会200メートル銅メダルの末続慎吾を引き合いに「僕が今、サニ選手に求めているのは100メートルの練習ばかりしないで200メートルの練習もやってほしいな～って」とやんわりと指令を出した。
サニブラウンは直近2大会で100メートル連続入賞を果たしているが、17年ロンドン大会で200メートル7位入賞を果たしている。「大人しく200メートル走ります」と苦笑いしながら織田のリクエストに応じたサニブラウンは「自分も進化してますけど、世界もより前に行っている。人生を捧げるくらいやらないと勝てない。100だけじゃなく、200、リレーもある。全身全霊で頑張ります」と決意を新たにした。