藤井聡太竜王(22)=王将含む7冠=に佐々木勇気八段(30)が挑む将棋の第37期竜王戦7番勝負は5日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で第1局が始まり、午後6時に後手の佐々木が62手目を封じて指し掛けた。
前例の多い角換わり腰掛け銀となった一局は午後0時30分の昼食休憩までに57手が進む高速展開だったが、佐々木が58手目に2時間14分の大長考を演じると、藤井も応手に1時間14分を費やすなど、午後は一転して牛歩の進行となった。
タイトル戦初出場の佐々木は午前のおやつにスイーツ2品を注文。昼食もパスタに加えハンバーガーと2食分をオーダーし、加藤一二三・九段(84)をほうふつさせる大食ぶりを発揮した。
対局は6日の午前9時に再開する。