DeNAの青山道雄監督兼外野守備走塁コーチ(64)が、今季限りで退団することが5日、分かった。
同氏は今季同職に就任。この日、「2024年プロ野球ファーム選手権(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)」で指揮を執り、6―2でソフトバンクを下してチームを2軍初の「日本一」に導いた。
試合後にはナイン、スタッフにより宙に舞い「うれしいですね。42年ぶりのリーグ優勝、そして日本一ということで喜びは2倍です」と声を弾ませた。
9月28日に、イースタン・リーグで82年以来42年ぶりリーグVに導くなど手腕を発揮。シーズン中は、2年目の吉野光樹投手や、ドラフト5位・石田裕太郎投手を1軍に送り込み、育成の視点にも優れていた。
プリンスホテルから84年に外野手で西武に入団し、その後90年に横浜大洋(現DeNA)に移籍。コーチとしては、ロッテ、DeNAなどで指導し、21年三浦大輔監督就任後は、ヘッドコーチを務めるなど要職コーチも歴任した。
DeNA2軍の歴史に名を刻み、「日本一」を花道として愛着ある球団を去ることになった。