Infoseek 楽天

佐藤心結 念願の初Vへ首位タイ浮上! アマ時代21年渋野とPO思い出の舞台で今度こそ

スポニチアネックス 2024年10月6日 4時48分

 ◇女子ゴルフツアー スタンレー・レディースホンダ第2日(2024年10月5日 静岡県 東名CC=6610ヤード、パー72)

 前日順延となった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われた。03年度生まれ「ダイヤモンド世代」の佐藤心結(21=ニトリ)が第2Rで5バーディー、ボギーなしの67をマークし、通算11アンダーで河本結(26=RICOH)と並ぶ首位に立った。アマ時代に出場した21年大会でプレーオフの末に2位だった思い出の舞台で念願のツアー初優勝を目指す。

 思い出の舞台はやっぱり気合が入る。佐藤は15番パー4で第2打を5メートルにつけ、これを沈めて首位に並んだ。明秀学園日立高3年時に出場した21年大会でプレーオフに進出し、渋野日向子に敗れたもののトッププロと優勝争いを繰り広げた大会。今度こそ勝利をつかみ取るつもりだ。

 「全体的にショットもパットもこの2日間は凄く良かった。自分にとって思い入れのある試合。本当にイメージが良い」

 03年度生まれのダイヤモンド世代の一人。プロ1年目の22年から2年連続でシードを獲得し、ここまで2位が3度とツアー初優勝が待たれる存在だ。ところが今季は17度の予選落ちなど、現在のメルセデスランクは50位までのシード圏外の84位。「追い込まれてしまっている状況にいる」と語る。

 しかし出場資格を得られなかったメジャー、日本女子オープンが開催された前週のオープンウイークで「力が抜けた」と心身ともにリフレッシュ。開幕前日に施した打点の修正と相まって、ゴルフの状態を上げて今大会を迎えられている。

 実は日本女子オープン最終日の29日には会場を訪れ、ロープ外から優勝争いを見つめた。印象に残ったのが、大会を制した同世代の竹田のプレーぶり。「麗央はピンチになっても簡単に落とさない強さを感じた。自分との違いは耐えられる力」。第1Rの残りを加えてこの日計27ホールでボギーなし。早速、自身のゴルフに生かした形だ。

 今季は竹田の7勝、川崎の3勝で計10勝とダイヤモンド世代がツアーを席巻する。その勢いも追い風に、21歳が初の頂点を目指す。

 ◇佐藤 心結(さとう・みゆ)2003年(平15)7月21日生まれ、神奈川県小田原市出身の21歳。祖父・義雄さんの影響で7歳からゴルフを始める。茨城・明秀学園日立高3年時の21年11月のプロテストで一発合格。憧れの選手は畑岡奈紗とリディア・コ(ニュージーランド)。スポーツ歴はサッカーと砲丸投げ。1メートル61、57キロ。

この記事の関連ニュース