大リーグは5日(日本時間6日)、プレーオフの地区シリーズが開幕。ナ・リーグ西地区王者ドジャースとワイルドカードシリーズから勝ち上がったパドレスの第1戦のスタメンが発表され、ドジャース・大谷翔平投手(30)はシーズン同様「1番・DH」で先発出場する。
今季最終戦から中5日で迎える同地区パドレスとの大一番。試合のない期間、大谷はシミュレーテッド・ゲーム(実戦形式の打撃練習)で1日2打席ほど立ち、「感覚をしっかり忘れないよう」取り組んできた。前日会見では米メディアから「緊張しているか」と問われると、「Nope.(ないね)」と即答。通訳を通さないスラングに、記者会見場は笑いに包まれ「そのために小さい頃から練習してきた」と続けた。
レギュラーシーズンでは今季54本塁打、130打点、59盗塁と圧倒的な攻撃力でチームをけん引したリードオフマン。前回ドジャースが制した2020年のワールドシリーズは、トレーニング施設があるシアトルでテレビ観戦。2018年の右肘、2019年の左膝に続き、昨年は右肘を手術したため、病室でポストシーズンを観戦したこともあり「悔しい思いが強い」と振り返る。その憧れていた舞台で大谷の躍動が期待される。
また、9月26日のパドレス戦で、走塁の際に右足首を捻挫したフリーマンも「3番・一塁」でスタメンに名を連ねた。全治4~6週間ほどの負傷だったが、3日に実戦形式の打撃練習に参加し、4日の最終調整では守備と走塁練習のメニューを消化。「1週間でここまでできている」とぶっつけ出場に自信を見せていた。
先発は山本由伸が務める。メジャー1年目でチームのポストシーズン「開幕投手」を託され、「初戦は流れを左右する。責任を持って投げたい」と意気込んだ。
ドジャースのスタメンは以下の通り。
1番・DH 大谷翔平
2番・右翼 ベッツ
3番・一塁 フリーマン
4番・左翼 T・ヘルナンデス
5番・三塁 マンシー
6番・捕手 スミス
7番・二塁 ラックス
8番・中堅 エドマン
9番・遊撃 ロハス