◇東京六大学野球秋季リーグ戦第4週第2日 2回戦 東大4―1慶大(2024年10月6日 神宮)
東大が1年ぶりの勝利をつかんだ。昨秋の法大との2回戦に4―2で勝利して以降の連敗を18で止めると、ナインは笑顔でハイタッチを交わした。
先発右腕・鈴木太陽投手(4年=国立)が慶大打線を封じ込めた。130キロ台中盤の直球を両コーナーに丁寧に投げ分けて5回まで完全投球。7回に1点こそ失ったが、最後の打者を右飛に打ち取ると満面の笑みが広がった。東大投手の慶大戦の完投勝利は17秋の宮台康平(元日本ハムなど)以来だった。
鈴木太の好投に野手も応えた。4回に杉浦海大捕手(3年=湘南)の適時打などで2点を先取。その後も効果的に追加点を奪い終始、東大ペースで試合を進めた。
慶大戦の勝利は22年秋の1回戦(4―3)以来、2年ぶり。あす7日の3回戦は17秋に法大から奪って以来の勝ち点を目指す。