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【大谷翔平と一問一答(1)】初PSで恐るべき集中力「1球、1球振り返れと言われても思い出せないくらい」

スポニチアネックス 2024年10月6日 15時1分

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第1戦 ドジャース7―5パドレス(2024年10月5日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、パドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発出場。メジャー7年目で初となるポストシーズンの第2打席でPS初安打となる本塁打を放った。日本選手がポストシーズンで本塁打を放つのは2012年イチロー(ヤンキース)以来12年ぶり7人目。初出場で本塁打を放つのは初の快挙となった。第3打席でも逆転を呼び込む中前打を放ち、5打数2安打とマルチ安打の活躍でチームの逆転勝利での先勝に貢献した。大谷と同じくポストシーズン初出場となった先発の山本由伸投手(26)は3回5安打5失点だった。

 試合後の大谷の一問一答は以下の通り。

 ――初のPSは?

 「試合前から球場に来てそういうのを感じて終始ただ楽しいゲームだったなと思います」

 ――ホームランを打った瞬間は?

 「最初に先制点を取られて、相手も球界を代表する素晴らしい投手ですし、そういう投手から打てたのは自分の中でも特別だったなと思います」

 ――WBCとポストシーズンを比べてどうか?

 「比べることはちょっとできないかなと思いますけど、1年間戦い抜いてきたファンの人たちとポストシーズンを戦うのは特別なこと。比べられないけど、同じくらい特別だったと思います」

 ――本塁打を打ったのは高めの速球だった。

 「さっきも言いましたけど、球界の中でもトップクラスの素晴らしい投手なので、なかなか投げ損じがないと思う。難しいボールでしたけど、打てたのは自分の中で自信になると思います」

 ――0―3で負けている中、どのように逆転勝利につながった?

 「初戦の入りはなかなか難しいと思いますし、試合が空いている中で全体的に固さが出ると思う。早い回に追いつけてブルペンも素晴らしかったですし、後半の打線のつながりも素晴らしかった」

 ――ポストシーズン第1打席で特別な感情はあったか?

 「興奮する中で自分のスイングをしたいなと思っていた。1打席目は打ち取られたんですけど、感覚的には悪くなかったので2打席目もそれを継続していくという感じでした」

 ――初のPSで活躍できた喜びは?

 「長いシーズンも乗り切るのに難しさはあると思いますけど、短期決戦は短期決戦の難しさがあると思う。今年初めての経験ですけど、楽しい、素晴らしいゲームだったと思います」

 ――試合前のクラブハウスの様子は興奮しているように見えたが、試合に入ると落ち着いているように見えた。何か特別なことをしたか?

 「特別なことはしていないです。打席はだいぶ集中しているので、1球、1球振り返れと言われても思い出せないくらい1打席、1打席集中できていたかなと思います」

 ――試合前の興奮状態からどうやって切り替えた?

 「自分でも分からないですね。打席にいけば勝手に打つことのために集中する」

 ――今日の1、2打席目は早く打席に立ちたいなというふうに見えたが、打席に立つ前の心境は?

 「全体的にはあまり変わらなかったですね。基本的には(室内の)ケージで準備して、打席の前に準備してという感じ。ある程度やることはケージの中で終わらせて、ベンチに来たら打つための準備という感じでした」

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