米サンゼルスタイムズ紙のコラムニスト、ディラン・ヘルナンデス記者がドジャース・大谷翔平投手(30)のナ・リーグ地区シリーズ第1戦の活躍について「大谷はドジャース病にかからなかっただけでなく、その治療薬だった」と絶賛している。
ドジャースが近年公式戦では圧倒的な強さを誇っているものの、ポストシーズンでは勝ち抜けないシーズンが続いていることにヘルナンデス記者は「ドジャース病」と呼んだのだが、大谷はこの病気に免疫があるだけでなく、治療薬にもなったとしている。
ドジャースが初回に3点リードされた際、過去2シーズン連続で地区シリーズで敗退したチームに「またか」という考えが広がった。「スタジアムの雰囲気でそれが感じ取れました」とマックス・マンシー三塁手。「でも、ありがたいことに、俺たちには大谷翔平という名前の選手がいて、彼がスタジアムに稲妻を注入してくれた。そしたらもう、よし、これで大丈夫、今年は過去とは違うって感じになった」と話した。
テオスカー・ヘルナンデス外野手は「翔平が俺たちをこの先導いてくれるし、俺たちは彼に続いて、同じレベルでプレーしようと頑張るだけ」と語っている。
ヘルナンデス記者は「大谷がいなかったら、今シーズンのプレーオフにたどり着いていなかったかもしれない。しかし、彼がいることで、ワールドシリーズのチャンピオンになる可能性がある」と書いている。