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ドジャース・フリーマン 復帰に4~6週間の捻挫から9日で復帰した理由

スポニチアネックス 2024年10月7日 6時52分

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」がドジャースのフレディ・フリーマン一塁手(35)が試合出場できた背景を報じている。

 デーブ・ロバーツ監督はもう一つラインナップを用意していて、そのリストにはフリーマンはなく、テオスカー・ヘルナンデスが3番を打ち、マックス・マンシーが一塁を守り、キケ・ヘルナンデスが三塁となっていた。

 フリーマンが捻挫した足首は回復していなかった。ドジャースの医療チームは、フリーマンの足首は通常4~6週間の負傷者リスト入りが必要と伝えていた。

 しかしフリーマンは9日間で復帰。その結果、2安打を放ち、盗塁も決めた。試合後フリーマンは「トレーニングスタッフには本当に感謝している」と話した。

 ロバーツ監督は試合後の記者会見で冗談交じりに「彼は間違いなく薬を使った」と言い、フリーマンも「多少の助けはあった」と認めたが、それはすべて医師の処方によるものだと強調した。

 具体的な治療内容は明らかではないが、痛みを和らげるために少なくとも1回の注射を受けており、体を麻痺させる効果もあったと関係者は認めている。薬の効果で気分が良くなり、試合前の準備に臨めた。

 まず屋内のバッティングケージで、軽いスイング練習やコーチが投げる球に対して打撃練習。試合開始まで約3時間の時点で、グラウンドに出て軽いスプリントと通常の守備練習。さらにトラジェクトアークでパドレスの投手が投げてくるであろう球に目を馴らした。トラジェクトアークは対戦投手の動作を映し出し、投げる球を正確に再現できるロボットだ。

 そのテストをクリアし、監督は出場許可を出した。フリーマンは盗塁について「この体調で大きなリスクを冒したのはわかっているけど、チャンスがあったから行くしかない。試合を正しくプレーできないなら、出場するべきじゃないって言っただろう」と説明している。

 ロバーツ監督はフリーマンに「play with a governor(節度を持って、自制してプレーしてくれ)」と話してあったそうだ。もっとも盗塁をしたことについて「彼は節度って言葉の意味を理解していない」と苦笑いしていた。

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