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【東京女子プロレス】山下実優が来春引退の里村明衣子に雪辱ならずも「もう1回シングルマッチで」

スポニチアネックス 2024年10月7日 7時14分

 ◇ALL RISE ’24(2024年10月6日 東京・後楽園ホール)

 東京女子プロレスは6日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’24」を開催した。メインのタッグ戦では山下実優が来年4月で引退する里村明衣子(センダイガールズ)と7年ぶりに対戦。リベンジは果たせなかったが、試合後にシングルでの再戦を熱望した。

 山下は2017年3月20日、DDTさいたまスーパーアリーナ大会で里村と6人タッグ戦で初対戦し里村に直接敗退。同年8月26日の後楽園では初の一騎打ちに臨むも、里村にスリーパーで絞め落とされてレフェリーストップ負けを喫した。あれから、7年余の月日が流れ、実現した3度目の対戦。山下はプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩と組み、里村&中島の新潟出身コンビと激突した。

 開始から両陣営の激しい応酬が繰り広げられ試合はヒートアップ。中島が山下をフランケンシュタイナーで場外に落とし、山下と渡辺にトペ・コンヒーロを命中させる。中島はすぐさま山下をリングに上げると、里村がミドルキックで追い込む。山下はアティテュード・アジャストメントで返したが里村はデスバレーボムを連発してたたみかける。最後はスコーピオライジングからこの日3発目のデスバレーボムをさく裂させ山下を沈めた。試合後、里村は「東京女子、スタイルが違うと言われてるけど、リングに上がったら全員敵だよ。私は来年4月に引退します。あと6カ月あるんだよ。誰かもう1回、私の目の前に立つヤツ、来いよ! 東京女子のファンの皆さま、私はこの半年でもう1回来る! 待ってるからな」と宣言した。

 里村に3連敗となった山下はバックステージで再戦をアピール。「里村さん、言いましたよね?私の前に立てと。このまま引退してもらうわけにはいかない。私が里村明衣子を蹴り倒したい。(2回目の対戦から)7年後にまたこんなに悔しい思いをして、このままじゃ終われない」と悔しさをあらわにした。さらに里村と組んだ中島も「同じリングに立つ者は全員敵だったら、次、里村さんが東京女子に来るときには私も目の前に立つことがあると思ってます。今の自分だったら、勝ちに行ける自信はあります」と対戦を希望した。

 里村は「(中島は)今日は頼もしい存在でしたけど、目の前で見ると闘ってみたいという思いもある。東京女子さんに出るとしても、数少ない日にちで選ぶことになると思いますけど。山下選手、未詩選手、あれだけすごいレスラーがいるなら黙ってられない。もう1回、特に山下実優! 目の前に来いや。もう1回だぞ」と改めて再参戦に強い意欲を見せた。

 第6試合では元WWEの黒潮TOKYOジャパンがサプライズ参戦も、上福ゆきに返り討ちにあった。

◆ALL RISE ’24(観衆611人)

 ▽20分1本

○上原わかな、風城ハル(9分43秒 バナナ・ピロー)凍雅、高見汐珠●

 ○愛野ユキ、らく、原宿ぽむ(10分2秒 片エビ固め)関口翔、キラ・サマー、七瀬千花●

 鈴芽、○長谷川美子(10分8秒 片エビ固め)宮本もか、鳥喰かや●

 ○瑞希、桐生真弥(7分53秒 キューティースペシャル)アンドレザ・ジャイアントパンダ、鈴木志乃●

 伊藤麻希、○辰巳リカ(10分23秒 首固め)まなせゆうな、HIMAWARI●

 ▽15分1本

●黒潮TOKYO JAPAN (5分58秒 エビ固め)上福ゆき○

 ○水波綾(10分20秒 片エビ固め)遠藤有栖●

 ▽スペシャルタッグマッチ30分一本

渡辺未詩、●山下実優(18分40秒 片エビ固め)里村明衣子○、中島翔子

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