◇ナ・リーグ地区シリーズ第2戦 ドジャース2-10パドレス(2024年10月6日 ロサンゼルス)
ドジャースは6日(日本時間7日)、パドレスとのナ・リーグ地区シリーズ第2戦に大敗。対戦成績が1勝1敗のタイに戻った。試合後、デーブ・ロバーツ監督は相手先発・ダルビッシュ有投手(38)の変幻自在な投球術に脱帽した。
ダルビッシュはカットボール、カーブ、スライダー、スプリットなど多彩な変化球を操り、大谷を3打数無安打に封じるなど、ドジャース打線を7回まで3安打1失点に封じた。
2016年からチームで指揮を執るロバーツ監督は17年シーズン途中にド軍に移籍したダルビッシュと一緒に戦った経験もある。この日のダルビッシュについて「私たちが強く打ったボールが何球かありましたが、何も結果が出なかった」と良い当たりの打球も相手野手陣の好守備に阻まれたと振り返った。
そして「彼(ダルビッシュ)は必要な時に必要な投球した。彼は速球をあまり使っていない。それがユウのやり方。カッター、スライダー、カーブ、奥行き、緩急を使う。非常に効率的にストライクを投げ、7回をうまく切り抜けた」と変幻自在な投球術に脱帽した。
この日は今季最多5万4119人の観客が詰めかけ、チケットは完売。試合中にはファンが物を投げ込み、試合が中断する異例の事態もあった。
第3戦に向けて「気持ちを切り替えた。ひどい試合だった。第3戦ではウォーカー(ビューラー)が投げられる。忘れて次の日を迎えたい」と切り替えを強調した。