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慶大・清原 六大学通算2号が初の決勝アーチ「うまくヘッドが走った」 被弾した渡辺俊Jr.も脱帽

スポニチアネックス 2024年10月7日 18時36分

 ◇東京六大学リーグ第4週第3日 慶大3―0東大(2024年10月7日 神宮)

 西武、巨人などで活躍した清原和博氏(57)の長男、慶大・正吾(4年)のリーグ初の決勝アーチは進化した証だった。0―0の4回、東大・渡辺向輝(3年)の初球90キロカーブに崩されることなく、コンパクトな振りで左翼席へライナーで運んだ。

 「バットを上から上から。鋭いスイングを意識しているので、うまくヘッドが走りました」。

 春までは直球は反応できても、変化球に苦しんだのは過去の話だ。6回2死二塁ではカットボールを右前に運ぶ技ありの適時打で3戦連続のマルチ安打とし、4番の責任を果たした。

 8月末に北海道エスコンFで開催された東京六大学オールスターで親睦を深め「キヨさん」と敬意を込めて呼ぶ渡辺は脱帽した。

 父の元ロッテ・渡辺俊介氏(日本製鉄かずさマジック監督)と同じ下手投げ右腕は「普通に行ったら打たれると思ったけど、キヨさんが上手。これがプロを目指す選手かな」。

 清原にとって大学野球は残り2カード。「自分の全てをかけて戦いたい」と力を込めた。スタンドで見守る父から「リラックスして楽しめ」とエールを送れた。父と同じ道を目指す主砲は快打を積み重ねて行く。

 ▼慶大・渡辺和大(リーグ戦初完封、14奪三振に)重圧はあったけど…。先制点だけは与えたくなかったのが、いい投球につながったと思います。

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