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オリックス新監督は岸田護投手コーチの昇格が最有力 水本ヘッドは2軍監督への配置転換検討

スポニチアネックス 2024年10月8日 3時1分

 オリックスの新監督として、岸田護投手コーチ(43)の内部昇格が最有力になったことが7日、分かった。昨季までリーグ3連覇に導いた中嶋聡監督(55)が前夜6日の楽天との最終戦後に電撃辞任を表明。球団は岸田コーチに対し、後任監督として打診を既に済ませているとみられる。

 本隊とともに遠征先の仙台から帰阪した岸田コーチは「いま話せることはないです」とした一方、「ミーティング一つ取っても、凄く勉強になりますし、重い言葉ですし、全てが勉強になった」と今季まで4年間にわたって師事した中嶋監督への感謝を強調した。

 05年の大学・社会人ドラフト3巡目で入団し、オリックス一筋14年で先発、救援として通算433試合に登板。19年限りで現役を退き、20年からは主に2軍担当の投手コーチを務めてきた。今季は6月6日から1軍に担当が変わり、中嶋監督の采配を間近で吸収してきた一人だ。

 また、21年から中嶋監督の参謀役を務めてきた水本勝己ヘッドコーチ(56)については2軍監督への配置転換が検討されていることも判明した。同ヘッドは今後について「もちろんすぐ答えが出るものじゃない」としつつ、「今のチームをどういうふうにしていくかも考えなアカンと思う。それも責任だと思っている」と心境を明かした。

 4年ぶりBクラスからの巻き返しを期し、湊通夫球団社長は「人事に関しては、もちろん速やかに進めていくのは当たり前のこと」と迅速な新体制づくりを明言した。

 ◇岸田 護(きしだ・まもる)1981年(昭56)5月10日生まれ、大阪府出身の43歳。履正社では1年夏に甲子園出場も登板機会なし。東北福祉大、NTT西日本を経て05年大学生・社会人ドラフト3巡目でオリックス入り。09年は先発で10勝。10年から救援に転向し、11年はリーグ2位の33セーブ。19年引退。通算433試合で44勝30敗63セーブ、63ホールド、防御率2・99。20年から今季までオリックス投手コーチ。1メートル80、78キロ。右投げ右打ち。

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