右足首の捻挫で終盤戦を欠場したソフトバンク・近藤が、10日などに予定されているライブBP(実戦形式の打撃練習)を経てクライマックスシリーズ(CS)の復帰を模索していくことになった。
7日にみずほペイペイドームで再開された全体練習に参加。フリー打撃や軽めのランニングなどを行い、汗を流した。「少しずつできることは増えてきています。走る方が上がってこないと出場できない。まずはそこかなと思う。あと(およそ)10日間あるので、しっかり動けるようにとは思ってます」と現状について説明した。
打つことは問題ないが、走塁面はまだ万全ではない。当初、予定していたフェニックス・リーグの出場も見送った。これまでも痛みへの強さを見せてきた背番号3だけに、出場への意欲は強いが無理だけはさせられない。出場の可否は今後の状況次第となるが、小久保監督も「野球人生に関わるようなことにはしないようにします」と口にした。
今季、パ・リーグで唯一の3割超えとなる打率・314をマークした。その存在は言うまでもなく絶大だ。周囲も慎重に見守る中で、近藤も焦ることなくベストを尽くしていく。 (木下 大一)