◇ア・リーグ地区シリーズ第2戦 ガーディアンズ0-3タイガース(2024年10月7日 クリーブランド)
ア・リーグの地区シリーズ第2戦が7日(日本時間8日)、オハイオ州クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで行われ、ワイルドカードから進出したタイガースが、中地区優勝のガーディアンズに3-0で競り勝ち、通算成績を1勝1敗の五分に戻した。
投手戦となった第2戦。タイガースは先発・スカバルが7回まで3安打無失点、8奪三振の好投で試合を締めた。一方のガーディアンズも小刻みな継投策で、タイガース打線は得点が奪えなかった。
均衡が破れたのは9回だった。2死一、三塁の先制機をつかむと、途中出場のカーペンターがガーディアンズ5番手のクレースから右翼席へ3ランを放ち、大興奮のままダイヤモンド一周。ベンチ前でチームメートと抱き合って喜んだ。クレースは今季47セーブを挙げた絶対的守護神で、カーペンターは値千金の一打となった。
タイガースは9回、ブリースケが抑えて逃げ切り勝ち。負ければガーディアンズに王手をかけられる一戦で、星勘定を五分に戻した。
タイガースはア・リーグのワイルドカード争い3位でぎりぎりポストシーズンに進出したが、ワイルドカードシリーズで西地区優勝のアストロズを2連勝で撃破し、地区シリーズに進出。中地区王者のガーディアンズも倒して、最大の下克上が完成するか、進撃に注目が集まっている。
なお、前田健太投手は地区シリーズのロースターに入っていない。