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28歳で初招集のFW大橋祐紀「チャンスは1試合に必ずある」 最終予選でA代表デビュー弾なら史上初

スポニチアネックス 2024年10月8日 12時40分

 サッカー日本代表は7日、26年W杯アジア最終予選サウジアラビア戦(10日、ジッダ)に向けて現地での練習をスタートさせた。初日を終えて取材対応した初招集のFW大橋祐紀(28=ブラックバーン)は「プロになる前からずっと日本代表の試合は見ていたし、ずっとプレーしたいと思っていた。少しでもいろんな選手の刺激を受けて成長して、なおかつ結果を求めていきたい」と素直な心境を口にした。

 一歩ずつ階段を上ってきた。八千代高、中大を経て19年に湘南入り。プロ入り後は度重なるケガに苦しんだものの、5年目の昨季に13得点を挙げて存在感を高めた。今季移籍した広島でも22戦11得点と量産し、今夏に海外移籍が実現。イングランド2部ブラックバーンでは開幕から2戦連発を決めるなど強烈なインパクトを残し、念願のフル代表にたどり着いた。「自分は決して上手な選手だとは思っていない。人の倍もがいて、しっかり地に足をつけて結果を出していきたい。まだまだ始まったばかりですし、何歳になっても関係ない」。貫いてきた謙虚な姿勢は、28歳で初めて日の丸を背負っても崩すことはない。

 1トップ、2シャドーでのプレーが可能で「どのポジションであれ、自分の強みである前に前にというのをプレーできたら」。与えられた役割を全うするつもりだが、キャリアを切り開いてきたのは目に見える数字。「チャンスは1試合に必ずある。その中で一発を決められるか決められないかが、どのチーム、舞台であれFWは大事。そこにはこだわりを持ってやりたい」とゴールへの意欲を高めた。

 国際Aマッチ初出場初得点は過去38人が記録しているものの、最終予選で達成すれば史上初。遅咲きのストライカーが、森保ジャパンに確かな足跡を残す。

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