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矢吹正道の挑戦を受ける王者ノンシンガが練習公開「全てのパンチに自信がある」 2人の娘を持つパパ

スポニチアネックス 2024年10月8日 14時54分

 プロボクシングIBF世界ライトフライ級タイトルマッチ(10月12日、愛知県国際展示場)で同級2位・矢吹正道(32=LUSH緑)の挑戦を受ける王者シベナティ・ノンシンガ(25=南アフリカ)が8日、名古屋市内のジムで練習を公開した。その内容はシューズを履かず靴下のままリングに上がり、1ラウンドだけ本来とは逆の左構えでシャドーボクシングを披露した。

 柔和な笑みをたたえ、かなり余裕をうかがわせた。「天候も良くて順調に仕上げている。減量は苦しくないし、試合へ向けて集中できている」と体調万全を強調した。対戦相手の矢吹について4日の来日時に「印象は特にない」という趣旨のコメントを発した。この日は「以前から矢吹と寺地拳四朗(既にフライ級へ転向し13日にWBC世界王座の決定戦に出場)の映像は見ている。彼らのスタイルはよくわかっている」と将来の対戦を見越しチェック済みだったことを明かした。その上で「どの試合でも先入観を持たず、いつもリングで対応するようにしている」。実際に拳を交えて得られる情報を最優先し、適切な対処で勝利をつかんできたと主張した。

 23年11月に2度目の防衛戦でエイドリアン・クリエル(メキシコ)に2回KO負けして王座陥落。今年2月のダイレクトリマッチでは相手得意の接近戦に応じ10回TKO勝ち、見事に返り咲いた。アウトボクシング、インファイトの両方をこなせる。どちらが得意かという質問には「ノーコメント」、どちらが好きかを問われ「両方」と答えた。そして「全てのパンチに自信がある」と話した。

 現在、結婚していないものの、7歳と3歳になる娘がいるという。10代で娘を持つパパとなったのは挑戦者の矢吹と共通する。矢吹の子供2人が現在ボクシングに励んでいると聞かされたノンシンガは「娘はまだやっていない。ボクシングをやってほしくないが“やりたい”と言われれば止められないだろう」と優しい父の顔をのぞかせた。

 試合の模様はABEMAで無料生中継される。

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