◇パ・リーグ 楽天2―0日本ハム(2024年10月8日 楽天モバイル)
楽天が日本ハムを2―0で下し、今季ワーストの連敗を8で止めた。
先発した滝中は、日本ハムのエース伊藤との投げ合いを制した。初回に2安打を許しながら2死一、二塁のピンチを切り抜けると、雨の中、丁寧な投球で日本ハム打線を7回5安打無失点に抑え、4勝目(6敗)をマークした。
打線は4回に日本ハム・伊藤から2点を奪って滝中を援護。無死一塁から2番・小郷の左翼越えの適時二塁打で先制すると、さらに無死一、三塁から4番・浅村の左犠飛で加点した。
3番・中堅で先発した辰己は、守備で76年ぶりとなるプロ野球記録を樹立した。この日、フライを3つ処理して今季刺殺数を392とし、1948年に巨人・青田昇が記録した外野手のシーズン最多記録391を更新した。
打っても辰己は4回に中安、6回の右安を放ち、リーグトップの安打数を156に伸ばした。これに次ぐのは、全日程を終えた栗原(ソフトバンク)の144安打となっており、チームでは22年島内(161安打)以来2人目となる最多安打のタイトルをほぼ手中に収めている。
楽天は9日に楽天モバイルで行われるシーズン最終戦で西武と対戦する。