◇パ・リーグ 楽天2―0日本ハム(2024年10月8日 楽天モバイル)
楽天が8日、日本ハムを2―0で下し、今季ワーストの連敗を8で止めた。
3番・中堅で先発した辰己は、守備で76年ぶりとなるプロ野球記録を樹立した。この日、フライを3つ処理して今季刺殺数を392とし、1948年に巨人・青田昇が記録した外野手のシーズン最多記録391を更新した。
打っても辰己は4回に中安、6回の右安を放ち、リーグトップの安打数を156に伸ばした。これに次ぐのは、全日程を終えた栗原(ソフトバンク)の144安打となっており、チームでは22年島内(161安打)以来2人目となる最多安打のタイトルをほぼ手中に収めている。
小郷とともに打のヒーローとして今季最後のお立ち台に上がった辰己は、外野手のシーズン捕殺の新記録樹立について、「まずは天国にいる青田昇さんに報告したいと思います」と1997年に他界した偉大な先輩に敬意を表した。
ほぼ確実にしている最多安打のタイトルについては「最後まで気を抜けないですけど、帰りと明日の車(の運転で)事故らないようにしたいと思います」
最後にファンへのメッセージを求められると、「CS連れていってあげられなくて、すいません」と謝罪。「でも、僕は楽しかったです、今シーズン。最後みなさん、また見に来てください。ありがとうございました」と語った。
楽天は9日に楽天モバイルで行われるシーズン最終戦で西武と対戦する。試合後はレギュラーシーズン最終戦セレモニーが行われるため、ヒーローインタビューはない。