Infoseek 楽天

広島・中村貴 3安打奮闘「力を抜きながら、いかに飛ばせるか」フェニックスL

スポニチアネックス 2024年10月9日 5時7分

 広島・中村貴が宮崎県内で開催されているフェニックス・リーグ、独立リーグ選抜戦(天福)に「7番・左翼」で先発し、3安打と奮闘した。

 5回1死で右前打を放つと、7回1死一、二塁では、遊撃と左翼の間に落とす安打で好機を拡大させた。さらに9回無死一塁はフルカウントからしぶとく左前打。同じ左打者で、NPB通算2044安打を誇る中日・大島をほうふつとさせる新打法で、持ち味の力強いスイングを貫いて結果につなげ、収穫をのぞかせた。

 「(打撃フォームは)中日の大島さんを参考にしている。前までは(力を)抜きながら打つ感覚でやっていたが、抜きすぎて当てに行ってしまっていた。今は力を抜きながら、いかに飛ばせるかを意識している」

 大卒2年目の今季は11試合で24打数5安打、打率・208、3打点で1軍に定着することができなかった。その反省から、今秋は長打だけではなく、コンタクト率アップを目指して取り組む。「バットを体の前に置き、手を動かしながら(タイミングを取っている)。力を抜いて、いかに飛ばせるか」。課題克服に向け、強みを生かしながら、試行錯誤を続けていく。 (長谷川 凡記)

この記事の関連ニュース