◇ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 ドジャース―パドレス（2024年10月8日 サンディエゴ）
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督（52）が8日（日本時間9日）、パドレスとの地区シリーズ第3戦前に取材対応。第2戦の6回表の死球を端に、ドジャースのジャック・フラーティ投手（28）とパドレスのマニー・マチャド内野手（32）の言い争いに発展するなど、遺恨が残る形で迎えた第3戦での必勝を期した。
第2戦で三塁手マチャドが6回裏のボール回し後に三塁からド軍ベンチ側にボールを投げ入れ挑発。ネットがなければぶつかる可能性があったロバーツ監督は前日に「その時は気付かなかったが、映像で確認した。非常に無礼な行為」と激しく非難。ドジャースはこの映像を大リーグ機構に提出して検証を依頼したと、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が伝えた。遺恨が残る形で第3戦に突入するが、指揮官は「この球場は野球全体でプレーするのに最も良い場所の1つ。素晴らしい球場。私は興奮している。私たちの選手たちも興奮している。今夜はエネルギーあふれる試合になるだろう」と意気込んだ。
第2戦で右足首の違和感を訴えて途中交代したフリーマンについても言及。第2戦の試合後には「試合中に右足首がひどく痛むという知らせを受けた。彼は本当に落ち込んでいて、もうプレーを続けることができなかった」と明かしていたが、前日の完全休養を挟み、先発復帰。指揮官は「今のところスタメンは決定。彼の準備に感謝したい。昨日は野球の練習はせず治療に徹した。精神的な休みも必要だった」と話した。
相手先発キングに対しては「キングは攻撃を仕掛けてくるタイプ。ストライクを投げて、三振を狙うタイプだ。だから我々にとって大事なのは、ボールがヒッティングゾーンに入ったら早めに攻撃する準備を整えること」と攻略のイメージを思い描いた。
この日先発する右腕ビューラーが、マッケンジー夫人と訪れたカリフォルニア州アルカディアの競馬場で、10万ドル（約1480万円）の高級腕時計の窃盗被害に遭っていたと米メディアが報じたことにも言及。指揮官は「幸いなことに、それは数週間前のこと。ウォーカーにとっては古いニュース。彼が無事だったことはうれしいです。ただ、このようなことが起きる可能性があると私たち全員が警戒を怠らないこと。本当に恐ろしい時期。しかし、彼は無事で、時計はいつでも取り替えられる。安い時計ではなかった（笑い）」と話した。
また、時計の話題となり、自身の持っている時計で一番高いものを問われると「今付けている腕時計だ。IWCの時計。妻が私の50歳の誕生日に買ってくれたもの」と笑顔で説明した。