Infoseek 楽天

メッツ 9年ぶりリーグ優勝決定Sに王手も下克上へ気持ち緩めず 監督「まだ何かを成し遂げていない」

スポニチアネックス 2024年10月9日 11時58分

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 メッツ7―2フィリーズ(2024年10月8日 ニューヨーク)

 メッツが8日(日本時間9日)、ホームでの地区シリーズ第3戦でフィリーズを7-2で下し、2015年以来、9年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 メッツにとって9月22日(同23日)以来となるホーム戦。シティーフィールドは4万4093人の大観衆でソールドアウトになり、快進撃を続けるチームに熱狂するファンの大歓声に包まれた。

 勝利の立役者となったのは左腕マナイア。7回0/3を3安打1失点2四球6三振に抑えた。8回途中、役目を終えてベンチに戻る際には空に向かってキス。試合後、そのシーンについて問われ「私のおばのメイベルに捧げたものだ。今朝、彼女が亡くなったとメッセージを受け取った。この試合は彼女のためのものだった」と語った。

 プレーオフでは自己最多のイニングを投げた左腕を、好調のメッツ打線も効果的にサポート。アロンソの先制弾、ウィンカーのソロ、マルテ、イグレシアスの適時打などで加点し、フィリーズに付け入る隙を与えなかった。

 地元ファンも最後まで熱い声援を送り続け、アロンソは「1球ごとより騒がしくなっていった。私たちにとって大きなアドバンテージだった」と感銘を受けた。

 ワイルドカード3番目の枠からプレーオフに進出したメッツはワイルドカードシリーズで中地区優勝のブルワーズを下し、地区シリーズでは東地区優勝のフィリーズの撃破まであと1勝。ムードは最高潮だが、メンドーサ監督は「私たちはまだ何かを成し遂げたわけではない。明日もしっかりと競い合わなければ」と気を引き締めていた。(ニューヨーク 杉浦大介通信員)

この記事の関連ニュース