オリックスは9日、岸田護投手コーチ(43)の新監督就任を発表した。11日に就任会見を開く。
05年の大学・社会人ドラフト3巡目でNTT西日本から入団し、現役時代はオリックス一筋14年間で通算433試合に登板。19年に引退し、20年からは主に2軍担当の投手コーチを務めた。今年6月6日に1軍に配置展開され、昨季まで3連覇を成し遂げた中嶋監督の間近で指導者として経験を積んだ。
6日の中嶋監督の退任表明を受け、翌7日に「今は何も言うことはないです」としながらも「ミーティング一つ取っても、全てが勉強になった」と前監督への感謝を口にしていた。
前身の阪急から89年にオリックスとなってから16代目(15人)で投手出身は初。若い選手からの人望も厚いフレッシュな監督の下、王座奪回を目指すことになる。