Infoseek 楽天

マチャドの走塁は守備妨害?両軍の言い分は…「相手にとってタフな送球を」「私たちも同じことを」

スポニチアネックス 2024年10月9日 15時37分

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 パドレス6-5ドジャース(2024年10月8日 サンディエゴ)

 パドレスのマニー・マチャド内野手(32)が8日(日本時間9日)、本拠でのドジャースとの地区シリーズ第3戦に「4番・三塁」で先発出場。2安打に加え“頭脳的走塁”で勝利に貢献。チームは対戦成績を2勝1敗とし、リーグ優勝決定シリーズに王手をかけた。

 頭脳的走塁は1点を追う2回に起きた。マチャドは先頭で中前打を放ち出塁。次打者・メリルのゴロで二塁に進んだ。その際、内側に進路を変え、内野の芝生付近を走って二塁へ向かったためゴロを捕球した一塁手・フリーマンの二塁への送球がマチャドの肩付近に直撃。悪送球となって無死一、三塁にチャンスを広げた。

 その後、ドジャース内野陣にミスが続いたこともあり、パドレス打線はこの回、6点を奪い逆転に成功。マチャドの走塁は流れを変えたと言っても過言ではないプレーとなった。

 マチャドの走塁をめぐっては「守備妨害ではないの?」とSNSを中心に議論が起こっている。

 試合後、マチャドは「ルールは分かっているからね。春キャンプでも練習を積んできた。大事な局面でそれが出た。ベースランニングでそれを作り出すことができた」と結果的にチャンスを広げたと振り返った。そして、「即座にね。相手にとってタフな送球を作り出そうとしただけだ」とフリーマンのゴロの捕球位置などを確認し、瞬時の判断で走塁を内寄りにしたと明かし、ドジャース側からのチャレンジがなかったことに「それはルールだからね」とした。

 一方、悪送球となったドジャース・フリーマンは「あの場面で何か違うことはできなかっただろう。芝生の上を走っているわけではない。彼は素晴らしいプレーをしたと思う。(同じ立場なら)私たちも同じことをしていただろう。キャンプからそういう練習をしているし、そう教えられている」と自らのミスを認めて反省した。

 デーブ・ロバーツ監督も「アピールはできない。リプレー検証できるプレーではない。マニーは素晴らしい走塁をした」とチャレンジ対象外であり、マチャドの走塁が良かったと異論を唱えなかった。

この記事の関連ニュース