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アメフト関大 組織力で戦う立命大戦 OL吉野は先輩の思い背負いフィールドに立つ

スポニチアネックス 2024年10月9日 18時38分

 関西学生アメフト1部リーグで1敗の関大が9日、大阪府吹田市で練習を公開。全勝の立命大と激突する大一番(14日、たけびし)へ向け、磯和雅敏監督が組織力で対抗することを宣言した。

 「立命大さんは全てのポジションで関西トップレベルの選手が集まるチーム。個人対個人ではなく、チーム対チームとしての戦いに持ち込みたい」

 オフェンスのキープレーは言うまでもなく、QB須田啓太主将(4年)とWR溝口駿斗(4年)のホットライン。吉野匠(3年)が中心となるオフェンスラインの奮闘なくして、勝利は見えてこない。「いい雰囲気で練習ができているし、絶対に負けたくない」。必勝への決意を言葉に乗せた。

 大阪・大塚高ではバスケットに打ち込んだ未経験者。OLとしてのステップやテクニックを伝授したのが、2学年上の山本創(4年)だった。名門・佼成学園出身で、鳴り物入りで入部した山本は負傷のため、ほとんどリーグ戦に出場できないまま、最終学年を迎えた。「自分が出られないなら、持っているものを後輩に伝えて、それが勝利という形になればいいかな、と」。フィールドに立つプレーヤーだけではない。「縁の下の力」も加わったチーム力が関大の強みとなる。

 「(山本)創さんには本当に感謝しているし、4年生の人と少しでも長くアメフトができるように立命大には勝ちたい」

 優勝争いに踏みとどまれるか、3位までに与えられる全日本選手権出場枠も遠のくかの分岐点。昨年最終節で、「王者」関学大を撃破し、3校Vに持ち込んだ底力を見せる時が来た。

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