GLEATは9日、「GLEAT Ver.EX~GLEATvs強敵~」(後楽園ホール)を開催。第7試合ではエル・イホ・デル・ビキンゴと渡辺壮馬がシングルで激突。最後は場外に設置されたテーブルの上に寝る渡辺に向かって、ビギンゴがリング内から勢いをつけたスワンダイブ式630°スプラッシュを決めて、そのままリングに戻してフォール勝ちを収めた。
今大会は強敵外国人選手が多く参戦する中で、「GLEATvs強敵五番勝負」の第4戦目として、この一騎打ちはマッチメークされた
ビキンゴは、今世界から注目されるハイフライヤー。27歳の若き天才ルチャドールは、23年のレスリング・オブザーバー主催「レスリング・オブザーバー・アワード」の「ベスト・フライング・レスラー」でウィル・オスプレイをおさえて、1位に選出された。
世界最高峰のハイフライヤ―に“GLEATで最も跳ねなければいけない男”渡辺が挑むシングルマッチとなった。序盤は渡辺が足攻めや断崖式スパニッシュフライなどビギンゴを追い込む。
しかしビギンゴも空中戦の引き出しだけでなく、蹴り技から両腕をクロスした変形三角固めで徐々に反撃。終盤に渡辺のファイヤーバードスプラッシュをかわしたビギンゴは、コーナーから渡辺に飛びつく高速逆打ちを決めると、渡辺は自らが序盤に設置したテーブルに転げ落ちた。するとビギンゴは、テーブルに寝ている渡辺に向かってリング上から勢いをつけたスワンダイブ式630°スプラッシュon the tableを決めるとファンは驚がく。そのままリングに戻してカウント3で衝撃的な勝利を飾った。