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新潟L 滝川弾守り切りB組首位に並んだ クラシエ杯マイナビ仙台戦1―0勝利 公式戦4試合ぶり凱歌

スポニチアネックス 2024年10月10日 4時1分

 新潟Lはマイナビ仙台に1―0で勝利した。前半39分にMF滝川結女(25)のゴールで先制。終始ボールを保持しながら試合を優位に進め、守備陣も奮闘し無失点に抑えた。これで2勝1敗で勝ち点を6に伸ばし、B組首位のノジマ相模原と勝ち点で並んだ。次節11月6日のホームでの直接対決でグループリーグ突破を目指す。

 公式戦4試合ぶりの勝利。新潟から駆けつけたサポーターの前で一緒に「アイシテルニイガタ」を歌って踊る選手たちに、久しぶりに笑顔が戻った。橋川監督は「リーグ戦で悔しい負け方をした中、中2日で気持ちを切り替えてアグレッシブに戦ってくれた。前にボールを進めることを実戦してくれたゲームだった」と選手を称えた。

 前半39分。右サイドバック有吉のクロスをこの日、右サイドハーフ(SH)に入った滝川が「速くて低い、いいクロスが来たので自分は当てるだけだった」と右足で合わせて、先制ゴールを決めた。リーグ開幕戦の長野戦(9月15日)以来、公式戦4試合ぶりのゴール。「最後まで粘り強く守備をしていたし、走り勝った。全員で勝ち取った勝利」と振り返った。

 リーグ戦ではボールは保持するものの決定力を欠き、日テレ東京V、千葉と連敗した。指揮官は「ゴール前でアクションを起こせる選手にした。奥の手を使った」とメンバーの配置を変えた。2トップにこれまで右SHだった川澄、ボランチだった杉田を置き、ポジションを臨機応変に変えながらアグレッシブさを引き出した。

 後半もテンポ良くパスをつなぎ、積極的に仕掛けた。20分には杉田をボランチに下げて、FW道上、田中を投入。40分には5バックにして守備を固め、虎の子の1点を守り切った。

 昨季の躍進を象徴する1―0勝利で、勝ち点を6に伸ばし、B組首位のノジマ相模原に勝ち点で並んだ。橋川監督は「これでノジマさんとの対決で決着がつく。しっかり勝って去年の忘れ物を取りに行きたい」と話した。昨季のWEリーグ杯は決勝で広島に敗れ準優勝。今季は「本気でタイトルに挑む」を目標に掲げる。まずは次節の直接対決を制してB組を突破し、頂点への戦いに歩みを進める。

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