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ソフトバンク栗原 侍ジャパン選出に「光栄」 まずは日本一、そして世界一だ

スポニチアネックス 2024年10月10日 5時26分

 まずは日本一をつかみ取り、日の丸を背負って世界一を目指す――。ソフトバンクの栗原陵矢内野手(28)が9日、11月開催の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に臨む日本代表28人のメンバーに選出された。侍ジャパン入りは2021年の東京五輪以来2度目。16日開幕のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルS突破、日本シリーズ制覇を果たし、世界の頂点にも立つと意欲を燃やした。

 また日の丸を背負って戦いたい――。栗原が描いてきた思いが実現した。侍ジャパンが19年大会からの連覇を目指すプレミア12のメンバーにチームでは唯一、選出された。

 「選んでいただけるのは光栄なこと。うれしいです。緊張感を持って臨めたらと思います。まずはしっかりとクライマックスシリーズに向かってやっていきたい。次にプレミアに向かって、体も心も準備していきたいと思います」と決意を口にした。

 2021年の東京五輪で初の侍ジャパン入り。準々決勝の米国戦では、タイブレークの10回無死一、二塁でヤクルト・村上の代打として起用され、初球で送りバント成功。難しい役割をこなした“殊勲の犠打”で金メダル獲得に貢献した。

 グラウンド外でも持ち前の明るさでムードメーカーの役割を果たしたが、出場はこの1試合のみ。チームに戻ってからは大きな経験を胸に「まだまだ技術や体力を高めていかないといけない。改めて試合に出たいと思った」と、さらなるレベルアップを見据えていた。 

 22年、23年はケガに泣かされ悔しさを味わった。今季は140試合に出場し、打率・273、20本塁打、87打点をマークし、完全復活を遂げた。主砲・柳田の離脱後には3番を担い、76年ぶりに球団記録に並ぶ40二塁打を放つなど、強力打線に欠かせない存在として活躍した。

 前回とはまた違った景色も見えてくるはずだ。球界を代表する選手たちとプレーできる大舞台に向けて「行かないと分からないですが、しっかりと肌で感じながら、いろんなことを吸収できたらなと思います」と話した。

 その前には成し遂げなければならない目標がある。栗原にとってのポストシーズン出場は、チームの前回日本一である20年以来4年ぶり。巨人との日本シリーズでは4試合で14打数7安打、打率・500、1本塁打、4打点と活躍してMVPに輝いた。CS突破、そして日本一へ、最後まで大暴れする。 (木下 大一)

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