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「そんなちっぽけなことを見ている選手はいない」過去3戦3敗の鬼門も…久保建英は冷静沈着

スポニチアネックス 2024年10月10日 6時50分

 サッカー日本代表は10日(日本時間11日午前3時)、26年W杯アジア最終予選第3戦でサウジアラビアと対戦する。9日は試合会場のキング・アブドゥーラ・スポーツ・シティーで前日練習が行われた。

 敵地サウジ戦は3戦3敗と苦杯をなめてきた舞台だが、練習後に取材対応したMF久保建英(23=レアル・ソシエダード)は落ち着き払った表情で言い切った。「統計学的に言えばいつかは勝てるもの。別に勝ったからといって、そんなちっぽけなこと見ている選手はいないと思うので。歴史を変えるみたいに大々的に報道されても、僕らにとってプラスではないと思う」。世界一を目指す森保ジャパンにとっては通過点の一つ。「しっかり勝ち点3を取りたい」という平常心が崩れることはない。

 なおかつサウジは9月シリーズで低調な内容に終わった。同国内のマンチーニ監督への風当たりは強い。「勝たなきゃいけないのは向こう」と指摘する久保は「0―0でいったら向こうの方が焦れてくると思う。いつも通りのプレーをすれば問題ない」と余裕すら漂わせた。

 サウジ協会は9日にチケット完売を発表し、当日は6万人が埋め尽くす完全アウェーになる見込み。それでも久保はひょうひょうとしていた。「個人的には満員のアウェーで、という方がいいプレーをしがち。そっちの方が僕的にはうれしい」。心は熱く、頭は冷静に、前半戦最初のヤマ場に臨む。

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