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MVPコール浴びたメッツ・リンドア 殊勲の逆転満塁弾にも「まだ仕事は終わっていない」

スポニチアネックス 2024年10月10日 11時33分

 ◇ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 メッツ4―1フィリーズ(2024年10月8日 シティ・フィールド)

 メッツは9日(日本時間10日)、同地区の優勝チームであるフィリーズとの地区シリーズ第4戦に4―1で逆転勝ちし、通算3勝1敗として、15年以来、9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 殊勲の一打を放ったのはチームリーダー、リンドアだった。0-1で迎えた6回裏、1死満塁。なかなかチャンスに一打が出ず、重苦しい雰囲気の中で迎えた絶好期で、カウント2ボール1ストライクからの4球目の直球を振り抜くと、打球は右中間席へ消える逆転グランドスラムとなった。ここで4-1と逆転すると、44103人の大観衆を飲み込んだスタジアムはリンドアに盛大なMVPコール。このリードを4投手の継投で守り切り、メッツはリーグ最高勝率のフィリーズに引導をわたした。

 今季を通じてチームを引っ張ってきたリンドアは、「いい球を打ち、1点を挙げるつもりだった。それがフェンスを超えてくれた。ただ勢いをつなげるつもりだった」といつも通りチーム重視の姿勢を強調。メンドーサ監督は「一振りのところに来ていた。そこで私たちのMVPがまたやってくれた」と感無量の表情だった。

 ワイルドカード3枠目に何とか滑り込んだメッツだが、プレーオフでは中地区王者ブルワーズ、東地区王者フィリーズを連破し勢いを感じさせる。リンドアは「最後まで勝ち抜きたい。まだ仕事は終わっていない」と力強く述べていた。(ニューヨーク 杉浦大介通信員)

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