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阪神・和田2軍監督 フェニックスLで6回無失点の先発・西純に苦言「持ち味の強い真っすぐが足らない」

スポニチアネックス 2024年10月10日 19時3分

 ◇フェニックスリーグ 阪神2―3日本独立リーグ選抜(2024年10月10日 SOKKEN)

  阪神は日本独立リーグ選抜に敗戦した。

 

 先発した阪神・西純矢投手(23)は6回3安打無失点と好投した。0―0の2回2死から連打を浴びて一、三塁のピンチを招いたものの、最後は二飛に抑えて先制点を与えなかった。

 打線は5回1死二、三塁から「9番・一塁」で先発出場した百崎が直球を中前にはじき返す先制の2点適時打を放った。

 以下和田2軍監督との一問一答。

 ――先発の西純は6回無失点。

 「抑えはしたんだけどね、やっぱり真っすぐの走りが悪い。140キロを超えたのが何球かしかなかったからね。(スピード)ガンが全てではないけど、やっぱり持ち味のね、強い真っすぐが足らないよね」

 ――要因は本人も分かっているのか。

 「まあここでは言わないけど、もちろん理解はしてね。なんとかっていう気持ちでやってんだけど、それでも抑えるのは、やっぱりね投球術とかね、そういうものはある程度持ち合わせてやってんだけど。このまま結果うんぬんっていうとこじゃないんでね。やっぱりもう1回、自分のピッチングスタイルというか長所を元に戻すというか、もうそこだよね。そこに取り組んでもらいたいな。フェニックスはね」

 ――佐藤蓮、川原も抑えた。1軍にいつでもいける準備をしないといけない選手。

 「というか彼らの場合は状況とか、どこでやるからとか関係なくとにかく、マウンドに上がったら、しっかり抑える。それも内容も含めてね。というところが求められるピッチャー。今年も本当にレベルが上がったよね、2人ともね。その中で絶対甘んじてはいけないし、もちろん本人たちも満足はしていないしもっと良くなろうという思いで今日のマウンドでもそれが見て取れるようなマウンドだったんで。それはもう、その姿勢はもう絶対続けていかないといけないよね」

 ――1軍を経て成長しているか。

 「やっぱり大観衆の前でね、2人とも1イニングをしっかり投げてきて。それまでも特に後半ね、ずっと状態よく投げているものが、そこであの場(1軍)で出せたというのはね非常に大きいし、本人たちの自信にもなってるんでね。だから、そうなるとこういうマウンドでも、やっぱり少し余裕みたいなものがね。余裕こいてやってるわけじゃないけど、抑えられるなってベンチで見てても分かるぐらい。やっぱり上(1軍)を経験しての余裕とは言いたくないんだけど。そういう風に見えるよね。いい意味でね。それぐらい成長してるということなんで。ただ、戦いはこれから。もちろん今日のマウンドも2人とも良かったし。それを続けていくことでね、いろんなものが見えてくると。それは続けててほしい」

 ――百崎がいいところで打った。成長したところは。

 「成長というか、もう本当に今年1年はがむしゃらにやって、それで何が足りなかったか。もう終わってみないと分からないことがいっぱいあるのでね。とにかく、1年間がむしゃらにやってそこで、1年を振り返ってそれで来年に進むと。今はもう一打席、一打席必死になってやってくれたらいいと思う」

 ――山田がセカンドで先発出場。経験を積むという意味か。

 「そうそう。山田だけじゃないけど、内野が4人しかいないっていうのももちろんあって。それでショートは山田だけじゃないんでね。主にはショートやらせるけど。それは高寺だって守らないといけないし。やっぱりもうひとポジションぐらいは守れた方がいいし。そういう経験ができる場なんでね、ここ(フェニックスリーグ)はね」

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