男子テニスで史上最多タイの4大大会通算22勝を誇るラファエル・ナダル（38＝スペイン）が10日、今季限りでの現役引退を表明した。
自身のSNSを更新し、世界の言語で「みんなありがとう」と投稿。動画で自らの口で引退を伝えた。11月19日にスペイン・マラガで開幕する男子国別対抗戦デビス杯ファイナルが最後の舞台となる。
ナダルは01年にプロ転向し、04年にツアー初優勝を果たした。左利きの強烈なストロークと豊富な運動量を武器に長く活躍。05年に初出場で優勝した全仏は史上最多の14勝と無類の強さを誇り「赤土の王者」の異名を取る。
ナダルの引退を受け、テニス界以外からも反応が相次いだ。
中でも注目を集めているのが、親友でサッカー・ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（39＝アルナスル）のメッセージ。自身のインスタグラムで「ラファ、君はなんて素晴らしいキャリアを歩んできたんだろう!君の献身、情熱、そして素晴らしい才能は、世界中の何百万人もの人々にインスピレーションを与えてきた。君の旅路の目撃者となり、君を友人と呼べることを光栄に思う。素晴らしいキャリアを祝福したい。引退をを楽しんで」と記した。