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ソフトバンク・柳田、ポストシーズン完走ボディー!フェニックスL3試合にフル出場で右脚の不安払しょく

スポニチアネックス 2024年10月11日 5時2分

 ポストシーズン完走ボディーができあがった。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(36)が10日、みやざきフェニックス・リーグでの調整を打ち上げた。8日から参戦し、3試合にフル出場。右脚の負傷からの完全復活へ課題だった守備も2試合こなした。16日開幕のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)で攻守での活躍が期待される主砲は、笑顔でOKサインを出した。

 柳田はこの日の西武戦に「3番・右翼」でスタメン出場し、3打数無安打だったが、2四球を選んだ。フェニックス・リーグは出場した全3試合でフル出場。山川とともに車で福岡に帰る前には「疲れました~。まず寝ます」と笑った。

 8日の日本ハム戦から参戦し、同日とこの日は右翼の守備に就いた。打撃は14打席で12打数無安打。9日に誕生日を迎え“36歳初ヒット”はポストシーズンまでお預けとなったが、全く気にしていない。「守備に就きに来たんで。守れたし、良かった。ヒットは運もある。ホームランを打てたら良かったけど、また帰って頑張ります」と振り返った。

 9日から2試合は小久保監督が宮崎入りして視察した。16日から始まるCSファイナルSを前に、守りでの動きや3番・柳田、4番・山川の並びなどを確認できた。攻撃オーダーは「(右足首捻挫で離脱中の)近藤が帰ってきてどうなるかですべてが変わるし、打順は決めてないよ」と現状では不透明だ。ただスタメン表に「右翼・柳田」と書けるのは大きなプラス材料。「柳田は打つの抜きにして、ずっと試合に出ていなかった中で不安を消していってくれた。(CSに)不安なく入るのが、こっち(宮崎)に来ている目標なんで」と収穫を口にした。

 「(体は)大丈夫ですよ。延長12回は無理やけど」。柳田は笑顔でジョークを交えながらポストシーズン完走ボディーの完成をアピールした。12日からみずほペイペイドームでの全体練習に再び合流し、CS、日本シリーズまでの完走を目指して仕上げに入る。

 プレーオフ、CSでは歴代上位の通算成績を残している。32打点は1位、49安打、9本塁打はいずれも2位と短期決戦での実績は頼もしい。「まずは休んでから、また始まる。気持ちをもう一度入れようと。また、頑張ります」。何の不安もなく日本一へと続く戦いを迎える。(井上 満夫)

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