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柳葉敏郎 「踊る大捜査線」現場での大御所俳優との思い出明かし目を潤ませる「これは支えになりましたね」

スポニチアネックス 2024年10月11日 16時53分

 俳優の柳葉敏郎(63)が11日、フジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)にゲストとして生出演。大ヒットドラマ「踊る捜査線」の現場での思い出を明かした。

 番組では同ドラマシリーズの大ファンだというADが選んだ名シーンを紹介。映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」での「和久さんの口癖をまねする室井」という、柳葉演じる室井慎次が「なんてな」と、既に病死した設定のいかりや長介さん(04年死去)が演じた和久平八郎の口癖をまねる、1シーンのVTRが流された。

 柳葉もこのシーンは「覚えてますねえ」と言い、「室井という男は和久さんから教わったこと、青島から知らされたことっていうのは物凄く大きなことで」としみじみ。「すいませんねえ、なんか思い出しちゃって」と言葉を詰まらせ、目を潤ませた。

 「室井の中でもそうなんですけど、僕の中ではいかりやさんという存在が物凄く大きかったので、この作品の中では。もちろん室井の中では、和久さんという人の存在なくしてのちの室井はないので」と続けると、「凄いなあ」とこのシーンを選んだADに語りかけた。

 和久さんのセリフをまねることは「台本にあったと思うんだけど、ただもう言い方をどうしようかって悩んだことを今思い出した」と柳葉。「和久さん寄りで言うのか、なんかおぼつかない言い方で言うのか、なん種類か自分の頭の中で手探りしたっていう記憶があります」と回顧した。

 現場で実際にいかりやさんに支えられたことも「大きかったっすねえ」としみじみ。「湾岸所の人達は本当に向こうの方で楽しそうにやるわけですよ。で、室井はそこに登場するんだけど、そこにやっぱり入れないんです。大きなセットの階段の片隅で、こうやっていつも待ってるわけですよ。するとそこにいかりやさんが、ある日つかつかっと寄って来てくださって」と懐かしそうに話した。

 そこでいかりやさんは「おお室井さんよ、室井さんは大変だよな」と始まり、「柳葉くんはあれか?なんか競馬やるらしいなあ」とたわいもない会話をしてくれたとし、柳葉は「どれだけうれしさと安らぎがあったか」と明かすと、「ごめんなさい、ごめんなさい」と涙をこらえた。

 「これは支えになりましたねえ」と力を込めた。

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