巨人の優勝祝賀会が都内ホテルで開催された。壇上であいさつした山口寿一オーナーは、試合前の円陣での浅野の声出しに言及した。
「マジックが点灯した次の日、浅野君が声出しの役目をして、真ん中でマジックインキを2本取り出して、マジックは水性じゃなくて油性でいこうと。この日は勝って、マジックは着実に減っていった。少し前、敬老の日で、浅野君が声出しをやって、きょうは敬老の日です。おじいちゃんおばあちゃんに感謝して今日は勝ちましょうと言った後に、“きょうは早くけえろう”とやった。これには先輩選手たちは苦笑いで微妙な反応だったそうですが、川相コーチが手を叩いてとても喜んだと。この日も勝った。申し上げたいのは、勝負は試合前の円陣、声出しから、既に始まっている。さらに言うと、そのもっと前からチームの準備は始まっていて。春のキャンプ、自主トレ、去年の秋の練習から厳しい勝負が始まっていたということです」
また、渡辺恒雄主筆から預かったメッセージを披露し「阿部監督、選手のみなさん、セ・リーグ優勝おめでとうございます。きょうは会場の皆さんと一緒に喜び合いたかったが、体調が整わず、残念ですが欠席します。巨人軍日本一の祝賀会で皆さまにお会いできますよう、監督選手諸君、もうひとがんばりよろしくお願いします。ご来場のみなさま本日はお越しくださりありがとうございました。日本一奪回に向け、声援をお願いします。渡辺恒雄」と読み上げた。