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元世界3階級制覇王者カシメロが10・13横浜武道館でサンチェスと対戦 希望する井上尚弥戦につなげられるか

スポニチアネックス 2024年10月12日 12時1分

 元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏(33)が代表を務めるトレジャー・ボクシング・プロモーション(TBP)は10月13日、横浜武道館で「TREASURE BOXING PROMOTION 7 in 横浜武道館」を開催する。

 メインイベントには、TBPと契約を結んでいる元世界3階級制覇王者でWBO世界スーパーバンタム級5位のジョンリール・カシメロ(35=フィリピン)が登場。WBO世界同級8位のサウル・サンチェス(27=米国)とノンタイトル10回戦で対戦する。

 IBF世界ライトフライ級、IBF世界フライ級、WBO世界バンタム級の正規王者となっているカシメロは、昨年10月12日の「TREASURE BOXING PROMOTION 4」(有明アリーナ)で元IBFスーパーバンタム級世界王者の小国以載(角海老宝石)と対戦して以来のリング。試合は4回27秒、偶然のバッティングにより小国が頭部をカットし、負傷引き分けとなった。1年ぶりの日本2戦目となるカシメロは9月26日に来日し「イージーファイト。必ず勝つ」と自信をのぞかせている。

 一方のサンチェスは今年1月13日に米国で行われたWBO世界バンタム級タイトルマッチで、当時の王者・ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に判定負けを喫して以来の試合となる。かつてWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)のスパーリングパートナーを務めており、10月8日に来日した。

 カシメロは以前から井上尚弥との対戦を希望しており、9月のオンライン会見では「サウルを倒して、その後は井上だ。倒せるのはこの俺だけだ」とスーパーバンタム級4団体統一王者を挑発していた。視野に入れている来年の挑戦に向けて、好戦的なファイトスタイルのサンチェスとの一戦は、結果だけでなく内容も問われることになる。

 セミファイルのフライ級10回戦では、元世界2階級制覇王者(IBF世界ミニマム級王者、WBA世界ライトフライ級スーパー王者)でIBF世界同級11位の京口紘人(30=ワタナベ)がWBA世界同級4位のビンス・パラス(25=フィリピン)との再戦に臨む。両者は今年5月11日に韓国で行われたノンタイトル10回戦で対戦しており、京口は0―3の判定負けを喫した。IBF世界ミニマム級王者だった18年5月20日の対戦では京口が3-0で判定勝ちしている。3度目の対戦となるリダイレクトマッチは完全決着戦となる。

 スーパーバンタム級8回戦には元IBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載(36=角海老宝石)、ライト級8回戦には元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(30=ワタナベ)が登場する。世界戦を見据えた戦いが繰り広げられる大会の模様は、10月13日午後0時30分からU-NEXTでライブ配信される。

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