◇IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ 王者シベナティ・ノンシンガ《12回戦》同級2位・矢吹正道(2024年10月12日 愛知県国際展示場)
世界戦の前日計量が11日、名古屋市内で行われ、両者はリミット48・9キロを200グラム下回る48・7キロで一発パスした。フェースオフで26秒間、視線を交錯させ、矢吹から手を差し出して握手した。
2年7カ月ぶりに世界戦のリングに立つ元WBC王者の矢吹は「お互いに似たタイプで必然的にKO決着になる」と試合展開を予告した上で「不屈の闘志で最後までリングに立っています」とKO勝利を宣言した。終始、笑みをふりまいて余裕をうかがわせた王者ノンシンガは「勝ちに徹する」と話した。王座に返り咲いた今年2月のような接近戦ではなく、アウトボクシングもありそうだ。