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大谷の“刺客”左腕スコットの戦略とは、ド軍を圧倒するダルビッシュの不安要素は、米記者がデータ紹介

スポニチアネックス 2024年10月12日 7時19分

 スポーツイラストレイテッド誌のトム・ベデューチ記者がナ・リーグ地区シリーズ、ドジャース対パドレス第5戦について、いくつか興味深いデータを示している。

 まずポストシーズンのシリーズ最終戦で決着がつくサドンデスゲームはMLB史上132回目で、ホームチームの戦績は65勝66敗。ホームが有利ということはない。

 パドレスのマイク・シルト監督は大谷翔平を封じるために左腕タナー・スコットを起用してくる。このシリーズでスコットは大谷を3打数0安打に抑えているが、通算でも12打数1安打だ。

 実はスコットは大谷への攻め方を変えている。19年から23年まで、大谷に対して投球の84%がスライダーだったが、今年は81%が直球。このシリーズでも16球中14球が直球だ。ただし、スコットは今日は注意が必要。当然大谷はアジャストしてくる。同じリリーフ投手が同じ戦略で7日間のうちに4度も対戦するのはリスクが伴う。

 38歳のダルビッシュ有については、今季5度目となる中4日の登板。キャリアの71%の先発を中5日以上の間隔で行ってきたダルビッシュには負担になるかもしれない。今年の中4日の成績は1勝3敗、防御率6.43。一方、中5日以上の試合は7勝0敗、防御率2.13だ。

 ダルビッシュに有利なのは、ドジャース相手に好投している点。過去2シーズンで対ドジャース戦は3勝0敗、防御率1.73と圧倒している。

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