◇ナ・リーグ地区シリーズ第5戦 ドジャース2―0パドレス（2024年10月11日 ロサンゼルス）
ドジャースの大谷翔平投手（30）が11日（日本時間12日）、勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出が決まるパドレスとの地区シリーズ第5戦に「1番・DH」で先発出場。パドレスのダルビッシュ有投手（38）のとの注目の対決は3打数無安打2三振。試合を通じても4打数無安打と3試合ぶりの無安打に終わったが、チームは投手戦を制して勝利し、ナ・リーグ優勝決定S進出を決めた。山本由伸投手（26）が5回2安打無失点と好投し、ポストシーズン初勝利を挙げた。リーグ優勝決定Sでは千賀滉大投手（31）擁するメッツと対戦する。
試合後、大谷と山本はリーグ優勝決定S進出を記念する黒地のTシャツと帽子に着替えてナインと抱擁。それぞれ充実した表情を浮かべた。その後は全員がマウンド付近に集まって記念撮影も行った。
グラウンド上での記念撮影を終えると、ナインはクラブハウスに移動。歓喜のシャンパンファイトを行った。大谷はシャンパンを持ってナインにかけて回り、満面の笑みを浮かべた。大谷は山本のNHK取材中にシャンパンを持って乱入。「いえーい！」とハイテンションでシャンパンをぶちまけると、満面の笑みを浮かべて逃げ去った。
山本はインタビューで「しっかり自分の仕事ができて、チームも勝てたので本当にうれしいです。喜びも大きいです。あと2回してチャンピオンになれるように頑張ります」と笑顔を見せた。
ダルビッシュとの投げ合いについては「この素晴らしい試合で同じ試合に登板できたことは個人的にうれしく思う」とコメント。ここで大谷がシャンパンを持って乱入したため、ダルビッシュについてのコメントは終わった。
その後、取材に応じた大谷は「由伸が素晴らしいピッチング」と話したところでスタッフからビールをかけられ、「うおー！」と悲鳴。その後「ブルペンも本当に素晴らしい。ロースコアでしたけど、勝ちきって素晴らしいゲームだった」と振り返った。
山本の投球については「相手を寄せつけない圧倒的なピッチングだった」と絶賛した。今シリーズを振り返り「誰が出ても一生懸命チームプレーで後ろにつなぐんだという気持ちが出ていた。ロースコアでしたけど、なんとかみんなでモノにしたシリーズだったと思います」と話した。
メッツとのリーグ優勝決定Sに向けても「初戦が大事だと思うので、今日は勝ってみんなで喜んで次に向けて頑張りたいと思います」と意気込みを口にした。