サッカーのオーストラリア代表FWミッチェル・デューク（33）が15日（埼玉）に行われる日本とのW杯アジア最終予選に向け、ジンクス無視で勝利を狙う意気込みを示した。複数の地元メディアが12日に報じた。
オーストラリアは09年6月を最後に日本相手には白星がなく、その間3分け6敗。日本のホームでは通算3分け4敗の未勝利と厳しいデータが並ぶが、代表通算12得点のストライカーは「選手やスタッフは誰も過去の数字に言及なんかしてないよ。火曜日（15日）に何をすべきかの話だけ。ただ、結果を出すために準備している」と語った。
10日の中国戦で初勝利を挙げて勝ち点4の2位に浮上したとはいえ、3連勝で勝ち点9の首位・日本に対しては敵地で引き分ければ十分という見方もできる。しかし、デュークは「我々の試合をすれば勝てないと考える理由はない。そういう信念と準備が必要。負けない試合で勝ち点1を考えるのではなく、勝ち点3を狙いにいく」と訴えた。
清水や岡山で活躍し、現在はJ1で上位の町田に所属。「特別な思い入れがある。自分にとって日本は第2の故郷と呼ぶほど。キャリアの大半を過ごしてきたし、特別な試合になるよ」。会場の埼玉スタジアムに関しては「素晴らしいスタジアムで素晴らしい雰囲気。我々にとっては本命を倒す素晴らしいチャンス」と指摘。勝利への意欲をにじませた。