Infoseek 楽天

日本ハム・加藤貴之 7回途中2失点で降板「申し訳ない」CS初勝利ならず 好投もソロ本塁打2発に泣く

スポニチアネックス 2024年10月12日 15時48分

 ◇パCSファーストS第1戦 日本ハム―ロッテ(2024年10月12日 エスコンF)

 日本ハムの加藤貴之投手(32)がロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦に先発登板。0―2の7回途中2失点で無念の降板。CS初勝利はならなかった。

 “三度目の正直”を懸けた登板だった。CSでは過去16、18年に登板するも、ともに1イニングで降板。新人だった16年はソフトバンクとのファイナルS第5戦で先発を任されたが、1回4失点でKOされた。降板後は悔しさからベンチで涙に暮れただけに、雪辱を期していた。

 初回、先頭の荻野にいきなり三塁内野安打を許したが、続く藤岡、岡を連続三振に斬るとソトを中飛に仕留め、超満員のエスコンから大きな拍手が湧き起こった。2回、3回も先頭に安打を打たれるも、連打は許さず無失点。4回は初めての3者凡退に斬った。

 無失点で粘っていた左腕だったが5回、先頭の中村奨に甘く入った初球を左中間フェンスギリギリに運ばれる本塁打で先制を許す。その後1死三塁とされ、ロッテベンチがスクイズを敢行するが、ここはうまくバッテリーが外しタッチアウト。最低限の失点でしのいだ。

 6回も走者を許しながら無失点に抑えたが、7回先頭のポランコにバックスクリーン手前への中越え本塁打を打たれ、痛い2点目を失う。続く佐藤を空振り三振に斬ったところで降板となった。

 6回1/3、71球を投げ8安打2失点。粘りの投球を続けたが、ソロ本塁打2発に泣いた。

 加藤貴は今季のロッテ戦では4月21日の試合で今季初完封をマークして以降、5連勝を記録。今季対ロッテは5勝1敗、防御率1・85で、本拠地では3戦無敗と無双していた。

 ▼加藤貴 いい投手が相手だったので粘り強く投げたかったのですが、流れを引き寄せられないままマウンドを降りてしまい申し訳ないです。2点目を与えてしまったことが悔やまれます。あとはブルペン陣に託して、最後まで逆転を信じたいと思います。

この記事の関連ニュース