◇バスケットボール女子大樹生命Wリーグ1部プレミア(2024年10月12日 東京・代々木第2体育館)
2年連続3度目の優勝を目指す富士通がアイシンとの開幕戦に83―55で快勝して白星発進した。第1Q残り9分29秒の町田瑠唯(31)の3点シュートを皮切りに、試合開始から圧巻の21連続得点。第1Qを32―4で終えると、後半には最大37点リードを奪った。
町田は7得点、11アシスト、林咲希(29)は14得点、5リバウド、2スチール、宮沢夕貴(31)は10得点、6リバウンドと今夏のパリ五輪に出場した日本代表トリオが存在感を発揮。登録全14選手がコートに立ち、13日のアイシンとの連戦に向けて体力の温存にも成功した。
プレシーズンに韓国、中国に遠征し国際大会に出場しており、チームの完成度は高い。連覇へ好発進し、宮沢主将は「開幕前に試合をたくさん重ねられたのは良かった。自分たちの得意な展開に持っていけた」とうなずいた。
アイシンは今季から加入した渡嘉敷来夢(33)がチーム最多15得点と奮闘したが、勝利は遠かった。
Wリーグは今季から2部制に移行し、昨季上位8チームがプレミア、下位6チームが2部フューチャーに振り分けられた。プレミアはレギュラーシーズンの上位4チームが来年3月末からのプレーオフに進む。