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DeNA 阪神に先勝!下克上突破に王手 エース東4回降板も6人継投策成功 打の主役はオースティン

スポニチアネックス 2024年10月12日 17時24分

 ◇セCSファーストS第1戦 DeNA3―1阪神(2024年10月12日 甲子園)

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は12日、セ・パ両リーグでファーストステージ第1戦が行われた。セ・リーグはリーグ3位のDeNAがリーグ2位の阪神を3-1で下し、下克上突破に王手をかけた。

 エース降板のアクシデントを乗り越えた。先発したDeNAの東は4回3安打無失点、50球でマウンドを降りた。

 

 三浦監督から「しっかりと1年間ローテーションを守って、チームのローテーションの柱として投げきってくれた。初戦も東克樹にかけてチーム一丸となって戦っていきます」と第1戦の先発マウンドを託された東。指揮官の期待に応え、満員の敵地で冷静な投球を披露した。

 2回一死一、二塁のピンチを迎えたものの、8番の木波を三振、9番・才木を投ゴロに打ち取った。

 3回に1点の援護を受けて、3回も走者を出しながら無失点で抑えた直後にアクシデントが起こった。

 4回先頭打者として打席に立った東は、三塁線を抜く安打を放った際に一塁手前で足を痛めた様子。一度ベンチに戻って治療を受け、走者に戻った。

 

 直後の4回もマウンドに上がり、阪神の5番・佐藤からの3人をこの試合初めて3者凡退に抑えた。アクシデントの影響は感じさせなかったものの直後に降板となった。

 その後は三浦監督の小刻みな継投策が的中した。5回、2番手のマウンドには山崎康が上がり、6回は3番手・佐々木、7回は4番手・坂本と3人が3者凡退に抑えた。

 8回は5番手・伊勢が1死から走者2人を背負ったものの、阪神の2番中野を二ゴロ、3番・森下を見逃し三振に打ち取り、ピンチを切り抜けた。

 

 そして9回は6番手・森原が失点したものの6人のリレーを締めくくった。

 打のヒーローは4番・オースティンだった。

 1-0で迎えた7回、一死から牧の左二塁打、佐野の左安で、一、三塁の好機。

 オースティンは阪神・3番手でマウンドに上がった石井と対戦。1ボールから2球目の直球を逆らわずに打ち返し、右中間を割る二塁打。牧につづいて佐野も生還し、チームのとって大きな2点をもたらした。

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